地域限定旅行業務取扱管理者試験は、法令・約款・国内旅行実務の3科目をマークシートで受けます。まず自分の免除区分を確認し、観光庁の過去問と公式の法令・約款で復習しましょう。令和8年度の試験は2026年9月27日で、出願は終了しています。全科目は120分、免除1・2は80分です。
地域限定試験はどんな試験?
観光庁が旅行業法に基づいて実施する試験です。国内試験を実施するANTAや、総合試験を実施するJATAとは申込先が異なります。
令和8年度の試験日は9月27日(日)です。出願は郵送で7月6日から7月31日の消印分を受け付けていましたが、この受付は終了しています。次の受験を考える場合は、観光庁の試験ページに新しい年度の受験案内が掲載されるかを随時確認してください。
令和8年度の会場は東京と大阪で、受験票に指定された会場で受けます。願書提出後の試験地変更はできません。次年度の受験を考えている場合は、新しい受験案内で日程を確認してください。
根拠資料: 地域限定旅行業務取扱管理者試験|旅行業法|観光庁 — 令和8年度試験日・過去問の公表・関連試験の運営団体; 令和8年度地域限定旅行業務取扱管理者試験受験案内(観光庁PDF) — 受験資格・科目・免除・受験手続・当日注意・結果発表
誰が受験できる?受験票が届かないときは?
年齢、学歴、国籍等に関係なく、どなたでも受験できます。例外的に、試験で不正な行為があった者について観光庁長官が定めた受験停止期間中の人だけが受験できません。
年齢・学歴・国籍等による一般的な制限はありません。ただし、試験の不正行為により受験を禁じられている人は、その期間中は受験できません。
令和8年度の出願は簡易書留郵便で、手数料は5,500円分の収入印紙でした。試験上の配慮が必要な場合は、願書提出前の連絡と所定の申請が必要です。
令和8年度の受験票は9月7日ごろの発送予定です。9月14日までに届かない場合は、9月15~17日に観光庁の試験係へ電話で連絡するよう案内されています。この連絡期間は、2026年9月時点で受験する人の確認事項です。
根拠資料: 令和8年度地域限定旅行業務取扱管理者試験受験案内(観光庁PDF) — 受験資格・科目・免除・受験手続・当日注意・結果発表
何が出題される?国内・総合との違いは?
科目は①旅行業法及びこれに基づく命令(法令)②約款③国内旅行実務の三つです。約款からは航空運送の約款知識が、国内実務からは航空運賃と国内地理が、それぞれ除外されています。
令和8年度の出題基準は、2026年6月1日現在で施行・有効な法令と約款です。新しい教材でも、試験の基準日より後の改正を混ぜていないか確認しましょう。
航空運送の約款・利用料金と国内地理は、この試験の出題範囲から除かれています。国内試験・総合試験の教材を併用する場合は、下の表に合わせて試験対策の範囲を整理してください。海外旅行実務も科目に含まれません。
| 科目 | 出題範囲 | 範囲外とされているもの |
|---|---|---|
| ①法令 | 旅行業法及びこれに基づく命令 | ― |
| ②約款 | 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款 | 航空運送に係る運送約款に関する知識 |
| ③国内旅行実務 | 本邦内の運送機関・宿泊施設の利用料金等、本邦内の旅行を取り扱う実務処理 | 航空運送に係る利用料金の知識、本邦内の地理等に関する知識 |
根拠資料: 令和8年度地域限定旅行業務取扱管理者試験受験案内(観光庁PDF) — 受験資格・科目・免除・受験手続・当日注意・結果発表
免除1と免除2はどう違う?
前年度試験の国内旅行実務で合格点を得た者が免除1、地域限定研修を修了した者が免除2の対象です。いずれも80分で、法令と約款(免除2は宿泊約款を除く)を受験します。
免除1の対象は、令和7年度試験のうち国内旅行実務について合格点を得た者です。根拠証書として、結果通知書(国内旅行実務免除欄に有の記載があるもの)の写しを願書に貼付して申請します。免除2の対象は、令和7年度または令和8年度の地域限定旅行業務取扱管理者研修の課程を修了した者で、修了証書の写しを添付します。
免除1と2はどちらも80分ですが、免除2では宿泊約款も免除されます。証書の未提出や不備があると全科目受験として受け付けられるため、申請内容と受験票の区分を確認してください。
| 受験区分 | 受験する範囲 | 令和8年度の集合・試験時間 |
|---|---|---|
| 全科目 | 法令・約款・国内旅行実務 | 13:00集合/13:30~15:30 |
| 免除1 | 法令・約款 | 13:40集合/14:10~15:30 |
| 免除2 | 法令・約款(宿泊約款を除く) | 13:40集合/14:10~15:30 |
根拠資料: 令和8年度地域限定旅行業務取扱管理者試験受験案内(観光庁PDF) — 受験資格・科目・免除・受験手続・当日注意・結果発表
過去問を使って何を復習する?
観光庁が公開する自分の区分の問題と「正解及び配点」を使い、間違えた理由を法令・約款・実務に分けて確認しましょう。次の課題は学習方法の提案です。
公式ページには令和7・6年度の全科目・免除1・免除2の問題と正解・配点が掲載されています。正答番号を覚えるだけでなく、選択肢のどの条件が根拠と合うかを説明してみてください。過去の問題で使われた規定が、今回の基準日でも有効かも確認します。
復習後は自分の区分の試験時間で解き、知識不足、条件の読み落とし、計算やマークのミスを分けて記録すると、次に取り組む課題を選べます。
- 法令:設問の旅行業者・管理者・旅行者を区別し、誰の行為や義務を問うかを根拠条文と対応させる。
- 約款:契約の種類、申込み・変更・解除の場面、日付と金額を整理し、適用する条項を探す。
- 国内実務:行程、人数、日付、運送・宿泊の料金資料を整理する。計算を誤ったときは、数値だけでなく料金の適用条件から見直す。
根拠資料: 地域限定旅行業務取扱管理者試験|旅行業法|観光庁 — 令和8年度試験日・過去問の公表・関連試験の運営団体; 令和8年度地域限定旅行業務取扱管理者試験受験案内(観光庁PDF) — 受験資格・科目・免除・受験手続・当日注意・結果発表
取消料と申込金を例で確認しよう
先に契約の種類と解除日を確認し、取消料を求めてから支払済みの申込金を充てます。標準約款の率は上限なので、設問や契約書面の条件も必要です。
標準旅行業約款の募集型企画旅行契約では、申込金を旅行代金・取消料・違約料の一部として扱います。国内の宿泊を伴う旅行で貸切船舶を利用しない場合、開始日の前日から数えて20日前以降、7日前より前の通常の解除は、別表第一の20%以内の区分に当たります。取消料なしで解除できる場合は第16条第2項に別途定められています。
次は2026年4月1日適用の標準約款をもとにした独自の練習です。金額と契約書面に定めた率は設問の条件で、実際の試験問題ではありません。
充て算演習
標準旅行業約款を使用する、宿泊を伴う国内の募集型企画旅行です。貸切船舶は利用しません。旅行代金20万円、支払済みの申込金5万円で、ほかに支払いはありません。旅行者が出発の14日前に自己都合で解除し、第16条第2項の取消料なしの解除事由には該当しないものとします。契約書面はこの期間の取消料を旅行代金の20%と定めています。取消料と返金額はいくらですか。
解答を表示
取消料は20万円×20%=4万円です。申込金5万円を充て、差額の1万円を返金します。追加の徴収はありません。
14日前は、この旅行では標準約款の20%以内の区分に入ります。本問の契約書面では20%と定めているので、旅行代金20万円に率を掛けます。申込金そのものの20%を求めるのではありません。第5条第3項の申込金の取扱いに従って取消料に充て、返金が生じる場合は第19条も確認します。契約の種類、日帰りかどうか、解除日や解除理由を変えた問題には、その条件で条項を適用し直してください。
受験前チェックリスト
解答はマークシート式です。HBまたはBの鉛筆とプラスチック消しゴムは必ず持参し、電卓・携帯電話・スマートウォッチ等の使用は認められません。
受験票と受験案内を準備し、指定された会場・集合時刻を確認しましょう。試験開始後30分を超える遅刻は認められません。荒天時は観光庁の案内も確認してください。
- 受験票と受験案内を持参する
- HBまたはBの鉛筆(シャープペンシル可)とプラスチック消しゴム。貸出なし
- 電卓・携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末は使用不可。時計機能のみの時計は持参可だが、音・振動機能は停止させる
- 公共交通機関で来場する(会場に駐輪場・駐車場なし)
根拠資料: 令和8年度地域限定旅行業務取扱管理者試験受験案内(観光庁PDF) — 受験資格・科目・免除・受験手続・当日注意・結果発表
結果はいつ分かる?
結果は令和8年11月13日(予定)に住所宛へ発送され、観光庁ホームページにも掲載されます。合格者には合格証、不合格者には通知書が送付されます。
11月26日になっても郵便物が届かない場合は、観光庁の試験係へ連絡する運用です。欠席者・棄権者には通知書は送付されず、合否・採点結果・試験問題に関する照会には応じられないと明記されています。
根拠資料: 令和8年度地域限定旅行業務取扱管理者試験受験案内(観光庁PDF) — 受験資格・科目・免除・受験手続・当日注意・結果発表; 地域限定旅行業務取扱管理者試験|旅行業法|観光庁 — 令和8年度試験日・過去問の公表・関連試験の運営団体
根拠資料
事実確認の範囲:
